桜煌月メディカルハーブ辞典

アンジェリカ 
「女性にとっての朝鮮人参」と呼ばれているように、しっかりとした強壮効果を持つハーブです
 
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 英名 Angelica  
 和名 西洋当帰
 学名 Angelica sinensis/Angelica Archangelica
 使用部位
 成分 ソラレン(フロクマリン化合物)、ベルガプテン、β-シトステロール、クマリン、リモネン、クマリン類ウンベリフェロン、ビタミンB群など
 効能 消化促進、内分泌系の調整、強壮、駆風、鎮痙、利尿・発汗、去痰、免疫賦活
 適用 内 服 ● ホルモンバランス、肝臓の強壮、子宮強壮、デトックス、気管支炎、月経促進、月経不順
外 用 ● 皮膚洗浄液、疲れ目の点眼液 ※光毒性のある成分ベルガプテンとソラレンがあるので外用で使用後は日光を浴びないように注意すること
 使用方法 ハーブティー(デコクション)、チンキ、外用
 AHPA 2b 2d ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



アンゼリカという名称および属名の由来は、ラテン語で天使を表す"Angelicus"であり、種小名archangelicaは「大天使の」という意味です。ヨーロッパ諸国では「天使のハーブ」、「聖霊の宿る根」とも呼ばれており、その名の通りヨーロッパでは古くからこの芳香が悪魔を退け、病気を治すと信じられてきており、中世ヨーロッパではその効能の高さから、「魔女の霊薬」としても用いられていました。
女性にとってかなり役に立つハーブの一つで、男性にももちろん効果を示してくれるのですが、「女性にとって朝鮮人参」と呼ばれるように、しっかりとした強壮効果が実感されることが多いのです。継続して摂取し続けることで、子宮強壮効果があり、月経不順、月経痛、月経困難症や無月経など、多くの婦人病を持つ方の頼もしい味方になってくれるでしょう。その他、免疫力強化、気管支炎などの肺の病気の治療にも用いられているようです。

また、浸出剤(ハーブティー)を飲むとアルコールを嫌悪するようになることが知られているため、アルコール依存症の治療に使用されることがあるそうです。



AHPA安全クラス分類 : 2b 月経促進作用があるので妊娠中は注意する必要がある 
                 2d 光感作用があるので使用後に強い太陽光を浴びないようにする



デトックス:ダンデライオンルート1、アンジェリカ1、バードック1、ジンジャー1、スペアミント1
月経周期の改善:ローズヒップ2、アンジェリカ1、リコリス1
風邪、冷え:エキナセア1、アンジェリカ1、ミルクシスル1、ジンジャー1
強壮:ホーソンベリー1、アンジェリカ1、リコリス1、シナモン少量


子宮強壮、月経の問題:チンキを服用します
気管支炎:チンキを服用します




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