桜煌月メディカルハーブ辞典

バーベリー
苦味を含み、肝臓の機能を高め、食欲や消化を促進し、体内の毒素や老廃物を体外に排出する効果などを持つハーブです。。
 
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 英名 Barberry
 和名 セイヨウメギ(西洋目木)
 学名 Berberis vulgaris
 使用部位 根、根皮
 成分 アルカロイド(ベルベリンなど)、タンニン
 効能 抗菌、抗真菌、抗炎症、肝臓機能正常化、利胆、強壮、抗寄生虫、抗ヒスタミン、抗酸化、プロバイオティクス、
 適用 内 服 ●消化促進、食欲促進、デトックス、花粉症、リウマチ、痛風、関節炎
 使用方法 ハーブティー
 AHPA 2b ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



バーベリーは温帯原産の棘のある低木で和名は西洋メギです。メギは目木と書き、枝葉を煎じた液を眼病の治療に用いたことから名付けられたそうです。枝を切ると中は黄色をしており黄色の染料としても使われました。
この黄色のもととなるのがアルカロイド類のベルベリンで、いくつかの作用を持つことが知られています。殺アメーバ、抗菌、抗真菌、抗炎症、抗寄生虫、解熱、利尿、アドレナリンに似た交感神経興奮作用をもつチラミンの抑制、組織の修復を助け炎症を軽減させるエラスターゼ抑制、抗腫瘍などの作用を持ちます。また心房収縮の速度を著しく低下させる作用がありますが、抗不整脈作用も持ちます。ベルベリンは苦味物質でもありますので、胆汁の分泌を促進し、食欲や消化を促進する効果があります。
バーベリーは腸管内菌叢を正常に保つ作用や、内毒素を抑制する作用、ウイルス性の肝臓の感染症や胆のうの炎症や胆石の改善、体内の老廃物を体外に排出するデトックス作用などを持ちます。このデトックス作用は痛風やリウマチ、関節炎の緩和にも役立ちます。抗ヒスタミン作用が花粉症やアレルギー性の症状を緩和します。
アルカロイド類は一般に人間の中枢神経に対して非常に顕著な影響を与えますので、メディカルハーブとして使用する場合は控えめに用いられます。一度の大量使用や、濃いめのハーブティーを一日に何回も飲むことを長期にわたって続けるなどの使用は避けるようにしてください。



AHPA安全クラス分類 2b 妊娠中の使用は控えてください。


アルカロイド類を含むので、一度の大量使用や長期使用は避けるようにしてください。



二日酔いバーベリー1、ミルクシスル1、リコリス1、ダンデライオンルート1
花粉症甜茶2、エルダーフラワー1、ネトル1、バーベリー1
デトックスダンデライオンルート2、バーベリー1、バードック1、レッドクローバー1、アーティチョーク(少量)








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