桜煌月メディカルハーブ辞典

バジル
食欲増進、消化促進、不眠、頭痛、胸焼け、発熱などに効果のあるイタリア料理でおなじみのハーブです
 
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 英名 Basil
 和名 バジル、メボウキ(目箒)
 学名 Ocimum basilicum
 使用部位
 成分 精油(エストラゴール、メチルチャビコール、オイゲノール、カンファー、リナロール、シネオールなど)、タンニンなど
 効能 健胃、駆風、抗鬱、抗不安、鎮静、鎮痙、殺菌、抗菌、解熱、制吐、抗酸化、抗炎症
 適用 内 服 ●消化促進、食欲増進、鼓脹、疲労回復、胃腸炎、神経鎮静、リラックス、不眠、偏頭痛、発熱、喉の痛みなど
外用●虫刺され、皮膚の炎症、ニキビ
 使用方法 ハーブティー、チンキ、ハーブバス、湿布、料理
 AHPA 2b、2c、2d ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



バジルはイタリア料理でおなじみのハーブです。その名の由来はギリシャ語の「王」という言葉に由来しているといわれています。この語源から「ハーブの王様」と呼ばれることもあります。バジルには多くの品種がありますが、一般的に使われているのはスイートバジルという品種です。
日本には江戸時代に入ってきたようで、目に入ったごみを取るのにその種子を使ったことから目箒(メボウキ)と名付けられました。
食欲増進、消化促進、胃腸の炎症・痙攣の緩和、疲労回復、胸焼け、吐き気などに効果がありますので、食欲のない時や夏バテで食欲の落ちた時など消化器系の不調に、料理やホットハーブティーに使うのがお勧めです。
また、精神的なストレスからくる胃痛、動悸、不安、不眠などにも効果があります。眠る前にホットハーブティーを飲んだり、ハーブバスに入ってリラックスすることで眠りやすくなるでしょう。就寝前に質の良い精油の飲用もお勧めです。(詳しくは「エッセンシャルオイルの効果・効能」をご覧ください。)
外用としては、肌の炎症やニキビ、虫刺されなどに使用しますが、肌に刺激のある成分が入っていますのでご注意ください。



AHPA安全クラス分類 : 2b 妊娠中の使用は避けます
                 2c 授乳中の使用は避けます
                 2d 乳児または幼児への使用は避けます。また継続的な使用は不可です                   


頭痛、偏頭痛バジル1、カモミール1、レモンバーベナ1
目覚めバジル1、ペパーミント1、ローズマリー1、ローズヒップ1
更年期の辛さに:レッドクローバー2、バジル2、セージ1、バイテックスベリー1



不眠、ストレス:ラベンダー、カモミール、バジルなどでハーブバス
食欲増進:料理にキッチンハーブとして





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