英名 |
Dandelion root , leaf |
和名 |
西洋タンポポ |
学名 |
Taraxacum officinale |
使用部位 |
根部、葉部 |
成分 |
炭水化物(イヌリン:春季2%、秋季40%)、フェイトステロール(タラキサステロール)、苦味質(タラキサシン)、フェノール酸(カフェ酸)、ミネラル(カリウム、カルシウム)その他
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効能 |
強肝、利胆、利尿、抗炎症、肝胆系の不調、便秘、消化不良、リウマチ、浄血、催乳 |
適用 |
内 服 ● 【根】: 肝臓と胆嚢の強壮、食欲増進、消化促進、肝炎、疲労、短気、頭痛、胆石、皮膚疾患等。毒素や老廃物を体外から排出(デトックス)
【葉】: カリウム含有量が多い。利尿、体液のうっ滞、セルライト、尿路感染症、痛風、結石
外 用 ●【根】: 関節炎、リウマチ、吹き出物、アクネ、おでき、膿瘍
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使用方法 |
チンキ、ティー、タンポポコーヒーに
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AHPA |
【葉】1 【根】2d ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより |
デトックスハーブとしてかなり有名なハーブで、デトックスティーのブレンドには必ずと言っていいほどダンデライオンの根は入っています。解毒や浄化を受け持つ肝臓と、排泄や浄化を受け持つ腎臓を活性化し、毒素や老廃物を体外に出し、免疫機構なども活性化します。ですので、毒素などの影響を受けやすい腸がそのデトックス効果によって元気になるので、美肌に繋がることでも注目を集めています。
また、東洋医学では人間にとっての毒素とは単純に薬物などだけでなく、怒りやストレスなどの感情的なものも含まれ、これも肝臓で処理されると言われています。ですので、このお茶は短気やイライラ、ストレスや怒りの解放にも良いとされています。また、膵臓からのインスリン分泌を増やすという研究結果なども出ているようで、糖尿病に有効のようです。根をローストして珈琲のように淹れることもあります。葉の方は、肝機能改善効果は根より少ないのですが、腎臓の方に良く働きます。
デトックスには、ネトル、バードック(ゴボウ)、ショウガ、リコリス根、セージ、アーティーチョーク(少量)、ミルクシスル、ホーソンベリーの組み合わせでよく飲まれます。これだとやや飲みづらいのでスペアミントやペパーミントなどを足してすっきり感のあるお茶にして飲みましょう。
AHPA安全クラス分類 :
【葉】1 葉は利尿剤を処方されている場合は避けたほうが良い
【根】2d 胆汁管の障害、重篤な胆のう炎と腸障害には使用しない
デトックスやストレス:ネトル2、バードック(ゴボウ)1、ショウガ1、リコリス根1、ダンデライオンルート1、アーティーチョーク(少量)
むくみ: ダンデライオンリーフ2、ローズ2、フェンネル1
関節炎、リウマチ:チンキを塗ったり、ハーブティーで温湿布
コーヒー代わりに:根を乾煎りしてタンポポコーヒーでどうぞ
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