桜煌月メディカルハーブ辞典

エキナセア
免疫の活性化、抗ウイルス、抗炎症、発汗などインフルエンザや風邪のひきはじめにお勧めのハーブです
 
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 英名 Echinacea       
 和名 ムラサキバレンギク
 学名 Echinacea angustifolia(or purpurea or pallida)
 使用部位 根、花の地上部(基本的には根)
 成分 配糖体(エキナコシド、シナリン、アルキルアミド)、カルボン酸(イソブチルアミド)、
精油、ピロリジジンアルカロイド(微量)
 効能 免疫賦活、体質改善、発汗、創傷治癒、抗ウィルス、抗炎症、抗酸化、鬱血除去、抗生
 適用 内 服 ● 風邪や感冒、カンジタ、尿道炎、膀胱炎、ヘルペスなどの多くの感染症、血液浄化
外 用 ● 治りにくい傷を治すことで有名。虫刺されなどにも
 使用方法 チンキ、浸出油、軟膏、ハーブティー、粉末での飲用
 AHPA 1 ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



風邪やインフルエンザの治療に使うハーブは?と聞かれると、真っ先に名前が挙がるハーブです。
虫や毒蛇に咬まれた傷を治療するための伝統的な薬として、北アメリカインディアンにも使用されていました。
免疫系を刺激するので風邪だけでなく、女性の慢性的なカンジダなどの感染症や、男女ともに尿路感染症を防ぐために使用することができます。
病気や障害において幅広い種類の治療において、免疫賦活効果をもたらすことで治療全般を支援することができます。最近の研究では、軟膏や浸出油での塗布以外に、チンキなどを飲用したときにでも、怪我などの治りが通常より早くなることが解ってきています。
根や植物全体が、ただれ、傷、虫刺され、火傷などや、抗菌や免疫賦活が必要な治療に対して、すべてのハーブの中で特に有益と考えられています。
風邪なら、ビタミンCが多く含まれているローズヒップや、利尿作用にて解毒を促すエルダーやダンデライオンルートなどを組み合わせると良いでしょう。呼吸器系の問題がある場合はユーカリなども良いですね。免疫の低下には8週間ほどチンキを飲み続けると体質改善されるという使い方もあるそうです。
花粉症が酷かった人が、花粉症の時期の1〜2か月前くらいから、エキナセアとカモミールなどでチンキを作って続けて飲用していたところ、症状がほとんど出なかったそうです。
成分注射などもされています。

angustifoliaはpurpureaまたはpallidaよりも効果的で、葉も使われることがありますが根よりも効果は薄いです。



AHPA安全クラス分類 :   1

AIDSや膠原病など免疫不全の病には使用しないほうが良いという説もあります。
ブタクサアレルギーのある人は注意が必要です。



風邪: エキナセア2、エルダーフラワー2、タイム1、ローズヒップ1
花粉症:ネトル2、エルダーフラワー2、ペパーミント1、アイブライト1、エキナセア1
カンジダ、尿道炎、膀胱炎:エキナセア2、タイム2、カレンデュラ1


風邪、インフルエンザ:エキナセアとミルクシスルのチンキを一日数回飲みます
創傷:浸出油や軟膏を塗ります




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