桜煌月メディカルハーブ辞典

ギンコウ
認知症、加齢による記憶力の低下などに効果があります。また抗酸化作用や血管増強作用、血流促進作用を持ちます。
 
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 英名 Ginkgo、Maidenhair tree
 和名 イチョウ(銀杏)
 学名 Ginkgo biloba
 使用部位
 成分 フラボノイド類(ルチン、ケルセチン、ケンペロール)、テルペンラクトン(ギンコライド、ビロバリド)、ギンコール酸、精油、タンニンなど
 効能 抗酸化、血管増強、血管拡張、神経保護、抗凝血、脳強壮、心臓強壮
 適用 内 服 ●認知症、記憶力・集中力低下、めまい、耳鳴り、冷え性、動脈硬化・糖尿病・静脈瘤予防、風邪予防、鬱
 使用方法 ハーブティー
 AHPA 2d ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



秋になると美しい黄葉で目を楽しませてくれるイチョウですが、ハーブとしてはギンコウと呼ばれ、主に葉が脳の機能改善のために用いられています。
アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症、年齢に関係した脳機能の衰退(記憶力の低下)などの予防や改善に使用されます。この効果は主にフラボノイド類やギンコライド、ビロバリドによるものと考えられています。またフラボノイド類を多く含むため抗酸化作用を持ち、活性酸素によるダメージから守り体の老化を予防し、血管を強くします。末梢循環を改善し、間欠性跛行やレイノー病、冷え性などを緩和します。血液の循環を改善する作用があるので、血行不良による耳鳴りやめまい、頭痛を緩和します。動脈硬化、狭心症、糖尿病、静脈瘤の予防に効果があります。活性酸素による網膜の損傷を軽減し目を守り、緑内障、白内障、糖尿病性網膜症の進行を遅らせるあるいは予防します。



AHPA安全クラス分類 2d 薬用のMAO阻害薬に影響を与える可能性があります


抗凝血剤との併用は避けます。出血傾向のある方の使用はご注意ください。手術を受ける一週間前には使用を中止してください。
まれに頭痛や胃腸障害、ギンコール酸によるアレルギー性皮膚炎がおこることがあります。
長期にわたる使用や過剰な使用は控えてください。



血液さらさら:リンデン3、ギンコウ2、ホーソンベリー2
記憶力、集中力アップ:ローズマリー2、ギンコウ2、ペパーミント1
冷え性:ギンコウ1、オレンジピール1、カモミール1、ジンジャー1








ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
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