基本の乳液やクリームの作り方です。お好みの分量を見つけてください!



ハーブと精油の保管の原則
各ハーブの説明

ハーブティーの淹れ方(ホット)
ハーブティーの淹れ方(アイス)

ハーブハニー 
ハーブチンキ

浸出油(インフューズドオイル)
軟膏(バーム) 


基本の乳液
基本のクリーム
日焼け止め(サンスクリーン)

ボディーバー 
軟膏(バーム)、練り香水

パウダーファンデーション
プレストファンデーション
アイシャドウ
口紅

講座内容
 HHAJ認定講師への道あり
・初級(ハーブ療法とアロマの基本)
・上級(様々なレシピと実践)
・メディカルアロマテラピー
・東洋医学  ・解剖生理学
・手作り化粧品クラス
 
乳液の作り方
基本の乳液やクリームの作り方です。お好みの分量を見つけてください!
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基本の乳液の材料と用具

 * 材 料 *
Aオイル(スイートアーモンドオイルなど)
A乳化剤(植物性レシチンorエマルシファイングワックス)   
A天然防腐剤(ビタミンEなど)
A酸化チタン
20g(約25cc)
2~3g
3~6滴
3~9g
B保湿剤(植物性グリセリン/ なくても良いがその分、水を増やす)
B精製水 か 芳香蒸留水
10g
65g
※精製水、グリセリンは薬局にて購入可

* 器 具 *
耐熱ビーカー2個(Aは300ml、Bは200mlがお勧め)
温度計1本以上
小型泡立て器
電子スケール(測り)
鍋など湯煎にかけるためのもの
スプーンなど溶液を混ぜるもの2本


基本の乳液の作り方
作り方
(1)容器A:オイルと乳化剤と天然防腐剤を、300ml以上の耐熱容器に入れ、
   湯煎にかけます。
(2)容器B:水と保湿剤を別の耐熱容器に入れます。

(3)A、B両方を弱火で湯煎にかけます。

(4)A、B両方とも80℃前後になるまでしっかり加温します。
完全に分量が混ざり合ったら、火を止め、湯煎から下します。
同じ温度でない場合、反応にムラが出る場合があります。水の方が温まりは遅いので、水を先に計って湯煎を始めたほうが良いでしょう。

(5)AにBを3分の1~2分の1を加えます。ある程度混ざったら、Bの残りを少しずつ加えながらかき混ぜてください。一度に加えると、十分に反応せず分離しやすくなります。均一でなめらかな乳液状になるまでかき混ぜてください。人肌くらいになるまでずっと休みなくかき混ぜ続け、十分に乳化させます。
この時に電動クリーマーなどがあると便利です。


電動クリーマー(HARIO社) 

(6)45度以下になったら、精油やオプション(ヒアルロン酸など)を足して、しっかりと混ぜ込みます。
(7)乳液状になったら、ボトルに移し替えます。完全に常温になってから蓋をしてください。
(8)出来上がった乳液は、
この時点ではまだ薬品が完全に反応し終わっていないことが多いので、
常温で1日寝かせてから使ったほうがお肌には良いかもしれません。
夏はすぐ冷蔵庫に入れても良いかと思います。その後は冷蔵庫で保管し、4週間以内に使い切りましょう。


それ以上は乳化剤が未反応のまま化粧品内に残る可能性があるので、あまりよくありません。足すのはOKです。





水性成分は3回に分けて入れないと分離します。
A(油性成分)、B(水性成分)は同じくらいの温度(80度)にしてから混ぜます。
A(油性成分)にビタミンEなど酸化を防ぐ成分を最初から入れておくと良いでしょう。

乳化剤について
植物性レシチン ふんわり柔らかいクリーム色の優しい雰囲気の乳液になるがエマルシファイングよりも腐敗しやすいです。
エマルシファイングワックス とても白い乳液になります。一部が天然成分ではないが腐敗しづらいので、梅雨以降、夏場などはこちらがお勧めです。



ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
弊社では一般的な呼び名としてメディカルアロマ、メディカルハーブ、薬膳などの単語を使用しており、
ハーブや精油を薬品の代わりになる、という表現をしているわけではありません。
内容には十分注意を払っておりますが、辞典の内容は自己責任でご活用くださいませ。
症状が強い方は医師・薬剤師にご相談ください。