桜煌月メディカルハーブ辞典

クミスクチン
利尿作用が高く、高血圧やリウマチ、関節痛、膀胱炎、腎臓結石の予防や緩和に役立ちます。抗酸化作用があり、老化防止や美肌にも効果があります。
 
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 英名 Java tea
 和名 ジャバチャ、ネコノヒゲ(猫の髭)
 学名 Orthosiphon spicatus
 使用部位
 成分 精油(セスキテルペン類)、フラボン類、カリウム塩、ポリフェノール(ロズマリン酸)、オルソシオニン
 効能 利尿、腎臓機能改善、抗酸化、降圧、鎮痙、循環機能改善、糖分吸収抑制、脂肪吸収抑制
 適用 内 服 ●むくみ、高血圧、腎盂炎、腎臓炎、膀胱炎、尿道炎、神経痛、関節痛、リウマチ、腎臓結石、尿路結石、老化防止、美肌
 使用方法 ハーブティー
 AHPA  ※メディカルハーブ安全性ハンドブックには未収載



クミスクチンは東南アジア原産のシソ科の植物で、インドネシアやマレーシアでは「腎臓のお茶」として用いられています。クミスクチンはマレー語で「猫の髭」を意味します。白くて涼しげな花を咲かせ、この花の雄しべが長く伸びている様子が猫の髭に似ていることからこの名が付けられました。
ヨーロッパにも100年ほど前に伝えられ、現在では利尿剤として用いられています。日本では主に沖縄で飲まれており、「ウコン」「グァバ」と並び三大薬草茶として知られています。
クミスクチンはカリウムやオルソシオニンを含みます。これらの成分は利尿作用に優れ、カリウムは過剰なナトリウムの排出を促します。塩素や尿酸などを排出する効果もあることから、腎臓の機能を改善し、痛風やリウマチ、関節痛、高血圧、むくみを緩和改善します。膀胱炎、尿道炎などの尿路感染症や腎臓結石、尿路結石などにも効果があります。
ポリフェノールの一種であるロズマリン酸を含み、糖分や脂肪の吸収を抑制します。抗酸化作用が活性酸素のダメージから体を守り老化防止に役立ちます。脂肪の吸収抑制作用や抗酸化作用などが脂性肌に効果があるとして注目されているようです。



AHPA安全クラス分類 メディカルハーブ安全性ハンドブックには未収載


腎機能の低下した方や高齢者は高カリウム血症にご注意ください。
妊娠中、授乳中の女性や、小さなお子さんは使用を控えてください。



美容、美肌:クミスクチン1、ルイボス1、ローズヒップ1
デトックス:クミスクチン1、バードック1、ダンデライオンルート1、ペパーミント1
痛風:クミスクチン1、ローズマリー1、リコリス1、ネトル1、ローズヒップ1








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