英名 |
Juniper、Common juniper |
和名 |
セイヨウネズ(西洋杜松)、トショウ(杜松)
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学名 |
Juniperus communis
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使用部位 |
果実(液果)
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成分 |
精油(ピネン、ボルネオール、シトロネロールなど)、タンニン、フラボノイド、ビタミンC
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効能 |
利尿、抗菌、消毒、強壮、鎮痙、鎮痛、抗炎症、健胃、駆風、子宮収縮
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適用 |
内 服 ●膀胱炎、尿道炎、リウマチ、痛風、関節炎、ニキビ、むくみ、消化促進、鼓脹
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使用方法 |
ハーブティー、料理、蒸気吸入 |
AHPA |
2b 2d ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより |
ジュニパーベリーは、お酒の「ジン」の香り付けや、スパイスとして肉料理や野菜料理に使用されていますが、古くから腎臓の薬としても用いられてきました。
利尿作用が高く、体のむくみが気になる時にはハーブティーを飲むといいでしょう。デトックス効果の高いハーブとブレンドすることで、体内の老廃物を排出することができるので、体のだるさや、ニキビなどの吹き出物が気になる時に試してみてください。デトックス効果の高い、ダンデライオンルート、ミルクシスル、バードック、ネトル、アーティーチョーク(苦いので少量)とのブレンドがおすすめです。
殺菌、消毒、利尿作用を持ちますので、膀胱炎、尿道炎などの尿路感染症にも効果があります。利尿消毒作用を持つカモミール、フェンネル、ヤロウ、鎮静・抗炎症作用を持つマーシュマロウなどのブレンドティーを一日三回ぐらい飲みましょう。お水もしっかり飲むようにします。
痛風やリウマチにも効果があります。痛風の原因である過剰な尿酸や毒素を腎臓を通して排出するのを助けます。ネトルやフェンネル、リコリス、オリーブリーフ、バードック、ローズマリーなどのブレンドが効果的です。
風邪の予防やひき始めにはつぶした果実に熱湯を注ぎ、蒸気を吸入するのも良いようです。
AHPA安全クラス分類 :2b 妊娠中の使用は控えます
2d 4~6週間の継続的な使用は避けます。炎症を伴う腎疾患には禁忌です
膀胱炎、尿道炎:ジュニパーベリー1、フェンネル1、ジャーマンカモミール1、マーシュマロウ1
リウマチ、痛風:ジュニパーベリー1、フェンネル1、リコリス1、バードック1、ローズマリー1
風邪予防:つぶした実に熱湯を注ぎ、蒸気吸入します。
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ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
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