桜煌月メディカルハーブ辞典

レモングラス  
消化促進、食欲増進、リラックス、殺菌、血行促進などに。タイ料理やインドネシア料理に欠かせないさっぱりとした香りのハーブです
 
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 英名 Lemonglass      
 和名 レモンガヤ(檸檬茅)、コウスイガヤ(香水茅)
 学名 Cymbopogon citratus
 使用部位 葉・茎部
 成分 フラボノイド、精油0.2〜0.4%(シトラール約65〜85%、ミルセン、リモネン、リナロールおよびβ-カリオフィレン等)
 効能 食欲促進、消化促進、抗鬱、自律神経失調の改善、殺菌、胃腸の不調の改善、新陳代謝、血行促進、神経のリラックスと安定、貧血の防止、むくみやたるみ
 適用 内 服 ● 食欲促進、消化促進、風邪、下痢や腹痛、精神安定、安眠、利尿、脂肪消化促進、発汗、解熱、時差ボケ、心を刺激しリフレッシュさせる、集中力
外 用 ● 筋肉のけいれん(こむらがえりなど)、筋肉痛、防虫作用のある香り(シトラール)、シラミ、白癬、および疥癬の治療
 使用方法 ティー、料理
 AHPA 2b ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



レモングラスは、タイ料理とインドネシア料理に欠かせない成分です。ほのかなレモンの香りはブレンドしても良いし、そのままでも美味しくいただけます。その上効果も人間が必要とするものをいくつも持っているので、非常に使いやすいハーブです。
レモングラスは、インドネシア、インドシナ、熱帯およびオーストラリアに自生し、インド、東南アジアやスリランカで栽培されています。何千年もの間、薬草として、そして料理のハーブとして多くの国で使われています。
インドのアーユルヴェーダ医学では、吐き気や月経のトラブルに、中医学では頭痛や腹痛を和らげるために、ブラジルでは鎮痛剤、鎮静剤、痙攣や筋肉の引き攣り、コリを緩和するのに伝統的に使用されてきました。また、自律神経の調子を整え、神経の疲労を回復させ、ホメオスタシスを健全にすることでも有名です。
神経疲労を回復させ、ドーパミンの分泌を助けるので、楽に集中することもできます。
美肌作用があるとされ、肌に張りを与えますし、殺菌作用により、アクネ(にきび)や脂性肌に適しているとも言われています。ただし、精油成分にはリモネンが含まれており、直接肌につけるとピリピリするので必ず希釈して使用してください。芳香蒸留水を使うといいですね。
防虫のハーブとしても知られ、ハーブでポプリを、精油で虫除けを作られ利用されています。



AHPA安全クラス分類 :   2b
通経作用、子宮収縮作用がありますので妊娠中の多量使用は注意してください



集中力、神経疲労回復:レモングラス2、ペパーミント2、ローズマリー1
消化促進:レモングラス2、ペパーミント2、ジャーマンカモミール1
リラックス:レモングラス2、パッションフラワー2、ラベンダー1、ローズ1


美肌(脂性肌):ハーバルウォーターで化粧水に
足の消臭:ハーブティーで足湯します




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