桜煌月メディカルハーブ辞典

クコ
肝臓の強壮・保護、循環器系の保護、疲労回復、免疫力アップなどの効果を持ちます。不老長寿の食品として中国で古くから使用されています。
 
Home / Net Shop / Herb Dictionary /Medical Herb Class
 英名 Chinese desert-thorn、Lycium、Matrimony vine
 和名 クコ(枸杞)、果実はクコシ(枸杞子)、葉はクコヨウ(枸杞葉)
 学名 Lycium chinense
 使用部位 果実、葉
 成分 果実:ベタイン、カロチノイド、ビタミンB1、B2、C、ミネラル(カルシウム、リン、鉄)など
葉:ベタイン、フラボノイド配糖体、ルチン、ビタミンB1、B2、Cなど
 効能 果実:強肝、降圧、血流改善、免疫賦活、強壮、目の保護
葉:強肝、降圧、コレステロール低下、抗酸化、血流改善、腎機能改善、強壮
 適用 内 服 ●果実:消化促進、血行不良改善、高血圧・動脈硬化予防、滋養強壮、疲労回           復、疲れ目、老化防止、美容
      葉:血管を丈夫にする、高血圧・動脈硬化予防、冷え性、肩こり、腰痛  
 使用方法 ハーブティー、料理、薬用酒
 AHPA 2b ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



クコは不老長寿の食品として、古くから中国で使用されてきました。果実であるクコシ(枸杞子)は薬膳料理や薬用酒やお茶につかわれ、葉部であるクコヨウ(枸杞葉)はお茶に利用され、根皮であるジコッピ(地骨皮)は日本では医薬品として使われています。それぞれ栄養が豊富で素晴らしい効能がありますが、部位によって使用方法に違いがあるようです。
クコの実は、肝臓に良く保護や強壮の作用を持ち、肝臓に脂肪が溜まるのを防いでくれます。また血行を良くし、循環器系を保護します。血糖値を下げる、滋養強壮、疲労回復、免疫力を上げる、老化の防止、目の不調の改善などの効果を持ちます。優しい甘みを持ち、ハーブティーだけでなく、クコ酒や焼き菓子の材料としてもおすすめです。クコ酒は、疲労回復、冷え性、風邪の予防や咳止めとして飲まれます。
葉にも肝臓の強化と保護作用があります。脂肪肝や動脈硬化、高血圧を予防します。フラボノイド類を含むので、抗酸化作用や血管の増強作用を持ち、体内の活性酸素からのダメージを防ぎ老化を予防し、血管壁を丈夫にし血行を良くします。



AHPA安全クラス分類 :2b 妊娠中の使用は控えます



二日酔いクコの実2、ミルクシスル2、リコリス1
疲れ目クコの実1、アサイベリー1、アイブライト1
老化防止:クコの実1、ギンコウ1、松葉1



クコ酒
果実150~200g
氷砂糖200g(お好みで。入れない場合は飲む時に蜂蜜などを加えるのもおすすめです。)
ホワイトリカー1.8ℓ

材料を殺菌した瓶に入れ、冷暗所に2~3ヶ月おき、濾したら出来上がりです。





ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
内容には十分注意を払っておりますが、辞典の内容は自己責任でご活用くださいませ。
ハーブの利用にあたっては、医師・薬剤師にご相談ください。
どなた様でも転載可ですが、必ず当ページへのリンクをお願いいたします。
  
(c)Sakura kogetsu Inc.