桜煌月メディカルハーブ辞典

ラズベリーリーフ
更年期障・PMS・生理不順の改善や、母乳の増加、妊娠中の貧血の緩和など女性に嬉しい効果を持つハーブです
 
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 英名 Raspberry leaf 
 和名 ヨーロッパ木苺(きいちご)、蝦夷木苺(えぞいちご)
 学名 Rubus idaeus
 使用部位 葉、実
 成分 フラボノイド(フラガリン)、タンニン、揮発性油、糖類(ペクチン)、ビタミンC、ナイアシン、マンガン、その他のミネラル
 効能 抗炎症、収斂、出産の補助、鬱血の除去、子宮収縮、制吐、抗酸化、消毒、抗下痢、
発汗、利尿、胆汁分泌、血糖値降下
 適用 内 服 ● 消化促進、出産補助(子宮収斂)、抗酸化、貧血、下痢の緩和
外 用 ● うがい剤として使うと喉の傷みや鼻水、口内炎、口唇ヘルペスなどに有効。
軽いやけどや皮膚感染症に対する湿布
 使用方法 ティー、チンキ
 AHPA 1 ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



ラズベリーリーフは、とても飲みやすく、ハーブティーの味の土台を作るものとして使えるハーブです。10分かけてゆっくり抽出すると良いと言われています。
妊娠中の女性では子宮弛緩薬として。すべての年齢では、貧血、脚のけいれん、下痢、つわり、月経痛、歯肉炎を治療するために、民間薬として何世紀にもわたって使用されてきました。2001年に助産師と女性の健康学会で、ラズベリーティーを飲んだ女性は短時間で出産が出来たという結果が発表されました。 この発見は出産において薬物投与の可能性を減少させるものとして大きく扱われたのでした。他、妊娠後期にラズベリーティーを飲み続けると子宮と骨盤の筋肉が正常な状態になることも確認されています。助産師雑誌やオーストラリアの大学で公開された他の研究では、このハーブティーを飲んだ人は人工破水や帝王切開を医師から受けることが減ったそうで、科学的な研究においてもラズベリーティーは実際に妊娠中に有益であることを示しています。
出産後に飲むと母乳の分泌を促し、傷の治癒を早めることが出来ます。また、鉄分を含むので、妊娠中の貧血などにも有効です。
また、収斂作用があり、消化管内壁を刺激や炎症から守ることが出来ます。



AHPA安全クラス分類 :   1  

 ※妊娠初期、中期の使用は避け後期から服用する



PMS、月経不順:ラズベリーリーフ2、レッドクローバー2、レモンバーベナ1、ローズ1
貧血:ネトル2、ラズベリーリーフ2、ホーソンベリー1
催乳:ラズベリーリーフ1、ネトル1、レッドクローバー1
下痢:ラズベリーリーフ2、イエロードック2、マーシュマロウ1


歯肉炎、口内炎:ハーブティーやチンキでマウスウォッシュします
軽いやけど:ハーブティーで湿布します




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