桜煌月メディカルハーブ辞典

レッドクローバー
エストロゲン様作用を持ち、女性のホルモンバランスの回復のために使われてきたとても効果的で有名なハーブです
 
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 英名 Red clover    
 和名 ムラサキツメクサ(紫詰草)
 学名 Trifolium pretensea
 使用部位 花部、葉部
 成分 フラボノイド配糖体、クマリン、ミネラル(カルシウム、鉄、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、銅、亜鉛等)、サポニン
 効能 エストロゲン様作用、体質改善、抗リンパ線腫、抗酸化、鎮痙、利尿、去痰、鎮静
 適用 内 服 ● エストロゲン様作用、去痰、デトックス、高血圧予防、風邪や気管支症状
外 用 ● パップや湿布を、皮膚疾患部や腫瘍などがある場所に行う
 使用方法 ティー、チンキ、湿布やパップ
 AHPA 2b ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



エストロゲン様作用を持ち、女性のホルモンバランスの回復の為に長い間使い続けられてきた、とても有名で効果的と言われているハーブです。
フラボノイド配糖体が高血圧予防に役立ちます。クマリンは血小板や血流に関係し、脂質を減らして血圧予防を促します。
また、乳ガン、肺ガン、リンパガンに対して、毒素を排出するハーブとしてよく用いられてきました。フラボノイド配糖体は健全な血管形成を促し、ガン細胞の定着を防いでガンを抑制し治療する効果があるという研究結果が出ています。
また、去痰作用があり、鼻水、風邪、百日咳、乾性咳、気管支炎、喘息の症状を緩和します。
また、エストロゲン様作用を持ち、更年期後の女性にとってはカルシウム蓄積を促し、骨粗鬆症を防ぐ効果があります。ホットフラッシュ、寝汗、不眠症、イライラ等の更年期症状に対して改善や緩和の作用もありますし、前立腺疾患予防などの助けにもなります。
リンパ系にも作用し、体液やリンパの鬱滞症状を持つ病などに処方されることも良くあったそうです。乳腺炎にも効果的です。
伝統的に乳ガンや卵巣ガン、前立腺ガンに用いられてきました。
お茶で飲用することで、皮膚疾患、特に湿疹と乾癬の改善が期待できますし、湿布やハップを行うことで関節炎や通風に働きかけます。



AHPA安全クラス分類 :   2b 妊娠中の飲用は注意 



更年期障害の緩和:レッドクローバー2、ホップ2、ローズ1、ラベンダー1
ニキビ、肌荒れ:レッドクローバー2、ネトル2、ダンデライオンルート1、バードック1
鼻水、咳、気管支炎の緩和:ユーカリ2、エルダーフラワー2、レッドクローバー1、エキナセア1


関節炎、痛風:ハーブ湿布やパップをします
湿疹:レッドクローバー、ジャーマンカモミール各5gに熱湯を注いだ後、常温になるまで冷まして湯船に入れます



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