桜煌月メディカルハーブ辞典

ローズ
美容、精神安定、月経不順、更年期障害、便秘などに効果があり、日頃から生活に取り入れたいハーブの一つです
 
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 英名 Rose
 和名 ばら(薔薇)
 学名 Rosagallica officinalis
 使用部位 花部
 成分 タンニン、有機酸、精油(シトロネロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール等)
 効能 収斂、防腐、鎮静、緩和、神経過敏、抗炎症、抗寄生虫、便秘、下痢、不正出血
 適用 内 服 ● 便秘、下痢、精神高揚及び沈静効果、利尿、不眠症、抑うつ状態、イライラや怒り、心身の疲労に。解熱。更年期障害の症状の緩和、月経不順、子宮の鬱血の緩和、寝汗、気分変動の軽減。コレステロール低下
外 用 ● ティーは捻挫などの腫れの軽減に。ローズウォーターは肌を正常にし、収斂させ、また、張りを与えるので化粧品に良く使われる。感染症や、アクネ、吹き出物、軽い創傷等の炎症を緩和。
 使用方法 ティー、化粧品、ハーバルウォーター、香料、ポプリ
 AHPA 1 ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



バラは、何千年もの間その美しさと香りが高く評価されています。バラは、とても甘く優雅な香りの花です。
心理学では、ローズの香りは甘い夢を誘発し、また作業効率アップにもなると言われています。花自体もとても豪華で花の女王と呼ばれるにふさわしく、落ち込んだ気分を明るくさせ、気品と凛とした精神を呼び起こす効果は古代から愛され続けてきました。
ローズオイルは太陽や風にさらされると急速に劣化するので、ローズの花が開く日の朝に手で積んで作ります。ローズの主要成分は肌にハリを与え、また、肌の炎症を落ち着かせる効果もあるため、化粧品に用いられることも多いのですが、ローズオイルは1000本のバラから1ml抽出できるかどうかという稀少なもので、高価なため、アルコールやオイルで抽出したものや、ハーバルウォーターの形でよく使われます。化粧品だけでなく、精神を落ち着かせながらしっかり賦活させる効果があることから、リラックス系のハーブティーにブレンドされています。



AHPA安全クラス分類 : 1  

 降圧剤や利尿剤との併用は避けたほうが良いです。


リラックス:レモンバーム2、カモミール1、ラベンダー1、ローズ1
美容、美肌:ネトル2、ローズヒップ2、ローズマリー1、ローズ1、ラズベリーリーフ1
便秘:エルダーフラワー2、ヤロー2、ローズ1、ジャーマンカモミール1


アンチエイジング、毛穴の引き締め:ハーバルウォーターで化粧水に
リラックス、肌荒れ、日焼け、皮膚の乾燥
ローズ5~10gに熱湯を注いだ後、常温になるまで冷まして湯船に入れ入浴します




ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
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