桜煌月メディカルハーブ辞典

ローズマリー
肉料理に使うことで有名ですが、アンチエイジング、集中力アップ、肩こりや頭痛の緩和などもにおすすめのハーブです
 
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 英名 Rosemary      
 和名 マンネンロウ
 学名 Rosmarinus Officinalis
 使用部位 地上部
 成分 モノテルペノイド(1,8-シネオール、ゲラニオール、リモネン、カルボン)、酢酸、ケトン類(カンファー、樟脳)、フェノール類(カルバクロール、カリオフィレン、ジテルペノイド類カルノソール、サリチル酸)、フラボノイド類(ルテオリン、ヘスペリジン)、ポリフェノール(ロズマリン酸、クロロゲン酸)
 効能 活力、脳強壮効果、胆のうや肝臓の刺激、利尿、血液循環促進、通経
 適用 内 服 ● 抗酸化作用、活力、脳強壮効果、集中力、胆汁排出促進、感情調整、循環刺激、食欲刺激、二日酔い、利尿、記憶力など知性アップ、頭痛軽減
外 用 ● 鬱血除去(肩こりなど)、筋肉と炎症の軽減、血液循環促進、収斂、室内の空気浄化、防虫
 使用方法 ティー、チンキ、焼き菓子、肉料理、頭皮へのローション、浸出油、マッサージなど
 AHPA 2b  ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



Rosemarinusという学名は聖母マリアのバラとも言われています。

酸化防止、防腐、鎮痙作用を持つローズマリーは、とても重要なハーブです。何世紀にもわたってローズマリーは、関節炎、胆石、黄疸、痛風、脱毛、頭痛、胃の不調、痛み、切り傷、擦り傷やあざの治療に使用されています。
アルツハイマー病にも効きます。それはロズマリン酸の働きにより、脳内の神経細胞が互いに通信しやすくなるからです。現代科学の研究ではDNAを変異させようとするものに結合して他へ誘導することから、発がん性化学物質を防ぐ化合物を含有すると言われています。
みじん切りにしたローズマリーをお風呂に入れれば、カンファーが皮膚を刺激し血液循環を刺激するのに役立ち、湿疹や炎症を起こす化学物質を排出することができます。
また、消化不良や腹部の痙攣、過敏性腸症候群を防ぐこともできます。脂肪分解を助ける胆汁の放出を促します。また、腹部膨満感や腹部のガスを軽減します。ホットティーは発熱、のどの痛みやインフルエンザ、風邪に有効です。ロズマリン酸は生理痛や、子宮の痙攣を防ぐこともできます。月経時の鈍痛や出血を軽減し、月経前困難症を緩和しますので、それらが気になる人は日々飲むとよいでしょう。利尿作用は毒素排出を促します。

感情面では、気持ちをしっかりとさせ、不安感や鬱っぽさを抑えて気分を高揚させます。不眠症の人は昼間にローズマリーを飲んで頭をはっきりさせることで夜の安眠を促します。



AHPA安全クラス分類 : 2b 妊娠中の使用は避ける

精油はローズマリー・シネオール、ローズマリー・ベルベノンは飲用可。
ローズマリー・カンファーは肝毒性があるため、飲用禁止です。



集中力アップ: レモングラス2、レモンバーム1、ローズマリー1、ペパーミント1
アンチエイジング:ネトル2、ローズマリー1、タイム1、ローズ1、ハイビスカス1
月経前困難症:レッドクローバー2、レモンバーム2、ローズマリー1、ホーソンベリー1



脂肪分解の促進:肉料理に使います
湿疹、炎症:ローズマリーとラベンダー各5グラムに熱湯(300〜500cc)をかけ常温になるまでさましたものをお風呂に入れ入浴します
育毛:ハーブティーやハーブビネガーを薄めて頭皮をマッサージします




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