桜煌月メディカルハーブ辞典
タイム
消化促進、貧血、肩こりの緩和、アンチエイジング、風邪、関節炎、ストレスなどに。とても多様な効果を持つハーブです。
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英名
Thyme
和名
立麝香草(たちじゃこうそう)
学名
Thymus vulgaris
使用部位
葉部
成分
精油(チモール、カルバクロール)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン、サポニン、苦味、テルペン
効能
鎮けい、収れん、消化促進、消毒、抗バクテリア、うっ血除去、循環刺激、筋肉弛緩、
免疫賦活、抗酸化
適用
内 服 ●貧血、低血圧、神経疲労、膀胱炎、リウマチ、肩こり、花粉症、ほてり・のぼせ、利尿、発汗、呼吸器疾患、鎮痛、血圧上昇、消化促進、脳の明化、アレルギー、うつ、インフルエンザ
外 用 ● ティー(毛穴引締め、肩こり、リウマチ)ハーブバス(貧血、低血圧、関節症、リウマチ、肩こり)、スチーム(にきび肌、しわ、老化)、うがい剤を喉の痛みに用いる
使用方法
ティー、料理
AHPA
1
※メディカルハーブ安全性ハンドブックより
とても多様な作用を持つハーブの一つです。その名称は、胸腺(Thymes)とこのハーブが似た臭いを持っていることから付けられました。
ハーブティーは、貧血、神経疲労、膀胱炎、花粉症、ほてり・のぼせ、利尿、発汗、呼吸器疾患、鎮痛、血圧上昇、消化促進、脳の明化、アレルギー、うつ、インフルエンザなどによく用いられます。食欲と消化を強化し肝臓を刺激し、消化不良、食欲不振、貧血、肝臓と胆のうの不調の改善効果、消化管の保護効果があります。
精油には消毒作用があり、感染症を防ぎ、また、抗生物質治療をした後には腸管内菌も抗生物質により毒素と一緒に消滅してしまうのですが、その腸内細菌叢再生を促すことが出来ます。
加温効果があり、寒がりの人や冬の辛さを楽にすることが出来ます。精神面では、体力強壮作用があり心身の疲弊状態を楽にさせてくれますし、緊張、不安感、抑うつを緩和して、集中力と記憶力を高めることを助けます。
また、油溶性成分には抗バクテリア作用、抗真菌作用があり、風邪、発汗、喉の痛み、カンジダ症や卵巣炎、インフルエンザ、気管支炎、肺炎、胸膜炎等の胸部感染症、喘息と百日咳、泌尿生殖系の感染症の症状を改善します。PMSの症状も緩和します。
AHPA安全クラス分類
: 1
肩こり、首こり
:ホーソンベリー2、ローズマリー2、タイム1、ジンジャー1
風邪、インフルエンザ、咳
:タイム2、ユーカリ2、ヒソップ1、スペアミント
ガスによるお腹の張り
:タイム2、オレガノ2、レモンピール1、ジャーマンカモミール1
膀胱炎
:タイム2、エキナセア2、カレンデュラ1
筋肉痛
:ハーブバスにはいります
料理の香り付け
:肉料理などにどうぞ
ニキビ、しわ、老化
:タイム、ラベンダー、レモンバームなどでフェイシャルスチームをします
ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
内容には十分注意を払っておりますが、辞典の内容は自己責任でご活用くださいませ。
ハーブの利用にあたっては、医師・薬剤師にご相談ください。
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