桜煌月メディカルハーブ辞典

バーベイン
精神への強壮作用を持ち、イライラや不安感を鎮め、ストレスによる緊張の緩和や消化不良を改善します。催乳作用がありますので産後の方にも。
 
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 英名 European vervain
 和名 クマツヅラ(熊葛)、バベンソウ(馬鞭草)
 学名 Verbena officinalis
 使用部位 地上部
 成分 精油(シトラールなど)、イリドイド配糖体(バーベニン、バーベナリン)、フラボノイド、タンニン、アルカロイド、苦味質、粘液質
 効能 神経強壮、鎮静、鎮痙、鎮痛、抗鬱、収斂、消化促進、胆汁分泌促進、強壮、抗炎症、創傷治癒、発汗、出産促進、催乳
 適用 内 服 ●イライラ、不安感、無気力、精神疲労、緊張性の頭痛や体の強張り、ストレス性の不眠や消化不良、月経前症候群、母乳分泌促進、胆石
外 用 ●歯茎の出血、口内炎、切り傷、虫刺され、湿疹
 使用方法 ハーブティー、チンキ
 AHPA 2b ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより



バーベインはヨーロッパやアジアが原産のハーブで、古代ギリシャやローマでは神聖な植物として重要な神事に使われ、また万能薬として大切にされていました。
バーベインには神経に対する強壮作用や鎮静作用があり、イライラや不安感を鎮めるとともに、ストレスで疲弊した神経に活力を与えてくれます。緊張からくる体の強張りや頭痛、偏頭痛、肩こりを緩和します。ストレスによる不眠や消化不良、神経衰弱、神経過敏などにも効果があります。優れた強壮作用は病後の回復や虚弱体質、慢性疲労症候群などにも用いられます。同じく強壮作用を持つスカルキャップとのブレンドでよく使われるようです。
苦味質を含みますので、肝臓の機能を高め胆汁の分泌を促進する作用があり、食欲不振や消化不良、胃酸減少などを改善します。肝臓の機能が高まることによって、無気力やイライラ、頭痛、便秘などの緩和も期待できます。
バーベインは女性にとって助けとなってくれるハーブでもあります。月経前症候群の改善や、出産時の子宮の収縮を強化する効果のほかに、母乳の分泌を促進する効果があります。鎮静効果もありますので、産後の鬱に悩んでいる方におすすめです。



AHPA安全クラス分類 2b 妊娠中に使用しないでください。


ミネラルサプリメントと一緒に摂取するのはさけてください。



イライラ、緊張バーベイン1、パッションフラワー1、スペアミント1、オレンジブロッサム1
催乳、産後の鬱ラズベリーリーフ2、バーベイン1、フェンネル1、カモミール1
不眠バーベイン1、ラベンダー1、ホップ1、 カモミール1、バレリアン(少々)
ストレスによる胃の痛み
:バーベイン2、カモミール1、マーシュマロウ1、ペパーミント1



口内炎:ハーブティーをマウスウォッシュとして使います。





ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
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