英名 |
Witch hazel |
和名 |
アメリカマンサク |
学名 |
Hamamelis virginiana |
使用部位 |
葉、樹皮、枝 |
成分 |
タンニン、サポニン、コリン、樹脂、フラボノイド類(イソクエルシトリン)、ビタミンC、アセトアルデヒド、エーテル(サフロール)など |
効能 |
収斂、止血、創傷の早期治癒、鎮静/鎮痛、抗バクテリア、抗炎症、月経過多、抗酸化 |
適用 |
下痢、大腸炎、呼吸器、鼻水などの問題、消化管の出血、子宮脱、
流産後または出産後の子宮の筋肉のバランス |
使用方法 |
ハーブティー、チンキ、芳香蒸留水
ハップや湿布などの外用化粧品材料(オイリー肌) |
AHPA |
1 ※メディカルハーブ安全性ハンドブックより |
五行説 |
金 ※参考までに |
アメリカインディアンによって愛用されてきたハーブです。
煎じ薬は、初期の肺結核、膿、眼炎、月経過多や流産/出産後の子宮の回復に使われてきました。タンニンが出血を止め、治療を早め、痛みと炎症、腫れを緩和します。また、粘膜や創傷に対して保護膜を作り、感染症から体を守ってくれます。炎症にも良いので、虫さされ、捻挫、筋肉痛、火傷、おできやニキビなどの皮膚トラブルにも有効です。海外では、寝たきりの病人の方に対して床ずれが起こらないように湿布したり、痔の予防や治療に煎じ液やチンキを浣腸したり塗ったりするそうです。
葉のお茶は、子供の下痢治療にもよく使われます。タンニンは葉より樹皮に多いため、痔などの治療には樹皮が使用されます。フラボノイドによる強力な抗酸化作用があり、肌のアンチエイジングのために芳香蒸留水などでお肌に用いられます。
AHPA安全クラス分類 : 1 適切に使用する場合は、安全に摂取することができる
子供や高齢者は、内服すると作用が強く出過ぎて消化器官に不快感を及ぼす場合がありますので、外用のみにするか、成分の少ない葉のみを使用するようにしてください。
下痢: ウィッチヘーゼルナッツ2+ローズ1
鼻水:ペパーミント2、ウィッチヘーゼル1、タイム1
喉の痛み、扁桃炎、喉頭炎:ハーブティーやチンキ水でうがい
口腔潰瘍や歯茎の出血、口内炎:マウスウォッシュ
静脈瘤や潰瘍、静脈炎部位の血流改善:煎じ液を温湿布する
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ハーブは薬のように局所的に効くわけではないため、市販薬や処方薬の完全な代用になるものではありません。
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